2013-05-21

沿線住民の会、北杜市の中部横断道新ルートB案の提言に強く抗議

 沿線住民の会サイトにアップされましたが、重要な内容ですので転載させていただきます。


北杜市の中部横断道新ルートB案の提言に強く抗議します!

 北杜市の白倉市長が5月1日国交省に出向き、国交省が提示している新ルート案のうちB案が望ましいとする提言書を出したことが明らかになりました。これは住民を無視したまったくの暴挙といわざるを得ません。1~2月に開催された国交省の住民説明会では新コース案や高速道路そのものへの反対意見が続出し、国交省は説明会で出た意見をワーキンググループに伝えると約束しました。説明会には県や市の担当者も出席していたので、反対意見が多いことは十分承知していたはずです。私たちは4月16日、市に対して「市民参加の道づくり」の一環として白倉市長と一般市民との懇談会の開催を求める要望書を提出しました。4月30日付けの市の回答書には「今後とも多くの皆様方のご意見等いただく中で、更にふるさと北杜の活性化を図ってまいりたいと考えております。」と、住民の意見を聞いて施策に反映すると書いてありましたが、なんとその次の日には市議会議員にも知らせず、住民に意見を聞くことをまったくせずに、市の独断で国交省に「提言」を行ったのです。これは住民をだます行為で、許されないことです。私たちは北杜市が国交省に提言を行ったことに怒りをもって抗議するとともに、市に提言の撤回を求めます。


5月8日山梨日日新聞の記事(全文)

中部横断道「141号沿いのルート望ましい」迂回2案で北杜市長見解

 中部横断自動車道長坂ー長野・八千穂間の建設をめぐり、北杜市の白倉政司市長は7日までに、国土交通省が示した清里高原を迂回する2つの新ルート案のうち、国道141号に沿ったルートが望ましいと同省に提言した。白倉市長が望ましいルートについて、見解を明らかにしたのは始めて。同省は昨年11月、自然環境や景観への配慮を求める地元住民の意見を踏まえ、清里高原を迂回する2つの新ルート案を提示。
①中央自動車道長坂インターチェンジ北側から北東側に進み大門ダムの東から清里駅側へ向かう(A案)
②同じく大門ダム方向へ向かい、ダム南側で国道141号に沿って北側へ曲がる(B案)―の2案を示している。
 白倉市長は、太田昭宏国交相宛ての提言書で「観光拠点の一つである清里地域と国道141号へのアクセス性が優れている」としてB案を要望。併せて環境や景観への配慮と市内へのインターチェンジ(IC)設置、早期の整備着工も求めた。要望書は1日に同省と同省関東地方整備局に提出した。白倉市長は、取材に「国道141号と清里への接続を重視すると、B案が望ましい。市内には2カ所にICを設けてほしい」と説明。新ルート案に反対する住民運動については「反対意見があることは分かっているが、中部横断道は地域の活性化のために必要な道路。B案は建設を望む人たちの願いに沿った案だと考えている」と話した。

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