2013-02-04

2月3日地元説明会(長坂2回目)議事メモ

 沿線住民の会からいただきました。



地元説明会記録

日時:2月3日(日)14:00~16:35
次第:14:08~14:50説明、14:50~16:35質疑応答
会場:北杜市長坂支所2階
参加者:住民300名近くの方が集まりました。賛成派もかなり動員されていましたが、発言者は1名でした。
説明者ら:
 総合司会 国交省甲府河川事務所田中
 説明者 甲府河川事務所小林・宮坂山梨県推進課中村・久末(?)
 北杜市役所 輿石・早川
 ファシリテーター 荻原氏(街づくりプランナー)


議事:

1 国交省からの説明
・意見聴収して第三者機関のワーキンググループへ報告する。
・経過説明(会場で配布された資料に基づき説明)
・追加説明多く質問の出た2点についてのべる。
 ①必要性
  イ、災害時の代替え・救急医療・安全性・流通(輸送のスピード)など
  ロ、環状機能の発揮、首都圏を環状とした環状ネットワークの形成。
 ②141号線がどうして案から無くなったのか中間とりまとめで問題が多く厳しい→高速道路の整備が有効となった。
・主催者側として追加コメント他社の意見に耳を傾けてほしい。誹謗中傷・ヤジなどないように。限られた時間の中での審議なので言えなかった方はFAX/郵便などで。同等扱いである。

2 質疑(住民:住、国交省:国、ファシリテーター:フと記す。以前まで会場からの発言を会としていたが、沿線住民の会と間違うという指摘があり、今回から住に変更)

フ:会場からの提案で発言者は地域と氏名を公表して発言した今回は。(合意の拍手)

住:道路は繋がらなかったら機能をしない。災害時の事などは長野側の事であろう。長野と山梨で話し合いはできないのか、国交省が指導すべき。

住:なぜ、この案が出てきたのか?以前の案がいろいろ配慮して変わったのなら何度でも変えられるということではないか。納得がいかない。
国:中間とりまとめ案の説明。

住:納得できない。南麓を通さないと答えたが新ルートも南麓である。ルートがズレてきているのではないか。
国:南麓の定義はいろいろある。141号線西側、レインボーラインの南側と言うことで審議した。議事録はすべて公表している。

住:ここも南麓。浅川巧を知ってこの地に来た。自然を愛した彼の郷土が自然を守らないのは問題だ。静岡空港・茨城空港は借金だらけ。都合の悪い資料は出さない。WGは連れてこない。景観は世界に誇るもの、過去からの贈り物である景観の観点からも大事。

住:どの町の人も発言できるか。「他の地区での発言はやめろ」と言われたがそういうことではないと理解していいか。社会情勢が大きく変化している。お金が必要なところがたくさんある。国交省の説明はお年寄りにもわかるような説明を。

フ:改善提案などあったらどうぞ。

国:いろいろ詰め込みすぎてある。極力説明をわかりやすくしていく。

住:なぜ長坂にJCを作るのか。須玉(470m)でいいのではないか。
国:標高差が大きいので地域への影響が大きい。

住:今の説明は理解に苦しむ。道の駅(820m)の下から須玉(470m)に素直におろせばよい。清里(弘法坂を技術的に解決できたなら350mの標高差を解決できないはずはない。
  清里(1270m)→道の駅(820m)→須玉(470m)
  5.8㎞(S字をつけても10㎞)350m
国:ループ橋60km/h、構造上問題はない。地域・コスト性・走行性を考慮。

住:北杜市の中心は須玉、病院も市役所も須玉にある。2案のA案で。

住:高速道路は必要ない。経済性・利便性など考えると必要ない。29ページの比較表だが、次のように置き換えたい。
  政策目標 環境・景観の保全影響が少ない→影響が大きい
  安全性の向上 走行性・安全性が向上→不安が向上

住:宅地・支障家屋数40件の意味は
国:支障家屋とは全家屋あるいは半家屋がぶつかり移転しなければならない軒数。土地の賠償はまだ不明。国土地理院発行の地形図によりルートのかかる数を数えて幅25/1000で計算。A案1400軒/35軒、B案1700軒/42軒。

住:農業をやっている立場から発言ルートはいろいろなことを考えて決めてほしい。大八田・下井出・堤とルートに入った地域は圃場整備されたところ、高速道路ができれば田や水の環境が変わる。高速道路を作るということは農業をつぶすこと。WGのメンバーに農業や土木の専門家はいない。よく知っている人がいないからこうなる。住民参加で考えていかなければ困る。高度を稼ぐだけではない。

住:この地域には高速道路は適さない。高速道路があるが国道で十分な働きをしているところが何か所もある。高速道路は役に立っていない。長野の佐久~臼田までの4車線道路は大いに活用されている。佐久南への高速道路は閑古鳥。増穂~双葉間も国道は利用されているが高速は閑古鳥である。国道141号線は地域に大いに利用されている。141号線を4車線に整備すればよい。

住:北杜市の職員に田や水の事を聞きたい。北杜市民憲章に謳っていることについてどう考えているか。
市:国交省に「景観に配慮してほしい」とお願いしている。

住:市議会の議事録を読んだ。市議会・分科会では各々意見を述べるだけで終わって、ほとんど審議していない。
市:議会の中で早期着工をと言う請願をしている。

住:常任委員会の事は調べてないのはおかしい。いつ資料をだせるのか。
市:2月10日の大泉会場で。(回答があった)

住:計画段階評価について計画決定はいつしたのか?
国:平成9年2月に決められた。道路交通調査・交通現況の把握は中部横断自動車道だけの調査ではなく、全国計画で実施した。

住:計画段階評価は必要かどうか検証すると書いてある。16年間完成していない道路が計画段階評価があることによって作られようとしている。先生方は疑念を感じなかったのか?P2で課題を掲げているが小委員会の先生たちは現地の聞き取り調査を行っているのか?
国:事務局が作った案を委員会に提案した。地元の要望を聞いている。H23年2月

住:P14に141号の改良案があるが、高速道路の代替案として見てられるのか?
国:141号の改修は代替案にならない。基本計画はなくならない。

住:基本計画の中でのアンケートに141号を入れるのはおかしい。このアンケートは無効、住民が入った形で検討し直して欲しい。

住:昨年3月に議会で中部横断道の早期実施についての請願が出ている。観光協会・商工会・青年会議所より請願。委員会で審議、3月の本会議で可決(16対5)。元の道路公団が4つに分かれているが天下りが多く安泰神話と言われているがどう考えているか。
国:維持補修の費用は予算要求し管理している。それぞれの事業の必要性を考えており管理をないがしろにしているわけではない。

住:高速道路は必要。中央高速ができアクセスがよくなり移り住んできた人も多い。中部横断道は大事な道路。交通網を充実させることはとても大切。

住:1月の市議会で一人の議員がこの案の出方に憤りを感じていた。また、コミュニケーション活動を重視して説明しているが、①アンケートの集計が出ていない。②この案はアンケートにない。③この案に対してのコミュニケーション活動は全くなかった。
国:小委員会の中でも疑念が出ており10/4の小委員会で初めて提案されたコミュニケーション活動である。

住:建設反対である。民間会社では費用対効果を出さずして計画を作るなんてありえない。責任はだれが取るのか?
国:費用対効果は事業化する段階で調査する。いま回答はできない。

住:事業費2000億円をどうやってカバーするのか?
国:新規事業P3による。

住:地震対策は?
国:地質調査はまだやっていない。着工段階で耐震性もやる。

終了16:35
文責:東秀実

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