沿線住民の会の方からいただきました。
中部横断自動車道(八千穂~長坂)国交省地元説明会
1. 日時 2月13日 19:30~22:05
2. 場所 須玉町農業体験農園施設(須玉町下津金)
3. 参加者人数 200名弱
4. 全体司会 国交省:佐藤
5. あいさつ:小林
6. 説明者:国交省甲府河川事務所:小林・宮坂
山梨県高速道路推進室:名取・坪谷
北杜市:中山(須玉)・早川(建設部)
7. 司会より進め方の説明
8. 概要説明:小林
9. 質疑応答にあたって
住 :高根会場で発言者は開催会場の地域に制限とか子供の発言に対して誹謗中傷があった。それについてお聞きしたい。
住 :地元説明会運営上、問題と思われる事柄について国土交通省、山梨県庁、北杜市に。説明会参加者の基本的人権、肖像権についての十分なご配慮をしてもらいたい。2月6日北杜市長に提出した署名簿について北杜市内在住者から目的外利用の危惧が示された。十分な監視と配慮を。要望書提出。
国 :会場での発言は制限なし。お子さんに対しての失礼な対応だったと認識している。誹謗中傷・ヤジなどのないように。写真撮影は第三者機関に提出するもの、人権や肖像権について十分配慮、日々改善している。様々な意見が出るが耳を傾けてほしい。意見が言えなかった人は、郵送あるいはFAXで意見を届けてほしい。
市 :回答なし。
国 :皆さんの意見はすべてWGに報告する。最終的なルートはWGで検討する。
ファシリテーター・箕浦一哉(山梨大学)氏紹介
10. 以下、質疑応答(住民:住、国交省:国、北杜市:市、ファシリテーター:フと記す)
フ:中立の立場で。発言者は地域名と氏名を(1回目に提案があった)会場一致。
多くの人の発言を求めるので3分を目安に鈴が鳴る。
(質疑応答20:35~22:05)
住:何回か説明会に参加、疑問点が解決する資料が国交省のHPにあった。社会資本整備審議会道路分科会建議中間とりまとめP25に人口減少社会で道路ネットワークは大事だがミッシングリンク解消に高速道路のネットワークが繋がっていない事はそれほど重要でない。国道の利用、未整備区間でも走行性に問題ないと。それをご存知か。
国:知っている、承知の上で進めている。
住:この日本全体をみたとき、高速道路ありきではない。
①笹子をはじめとするインフラ整備の費用が必要。新たな高速道路はいらない。
②集落(桑原)の中で過半数が署名に賛同。津金の自然環境・景観を大事にしてほしい。土地も畑も売れなくなる。有料道路ではなく公共交通網を整備してほしい。③海岸時の住職は自分の名前を出しても構わないと。上津金の自然や景観を大事に育てて生かしていくことが大事、141号線の充実整備を求めると言っている。
住:P12~13でアンケートについて言っている。○○の会議で「北杜市と共同で中日本軽井沢と対抗すると言っている。北杜市はここで「軽井沢と連携する」とうたっているはずだが矛盾する。議事録を支所に置いてあるはずだが貰いに行ってもなかった。
市:この会議に出席していないのでよくわからない。軽井沢との連携については、軽井沢に追いつけ・追い越せと言った意味で希望を持ってやっている。
国:地元説明会の8か所に市を経由して置いてある。
住:P21の7月の意見交換会はフェアーな人選ではなかった。推進9、反対3、もう一度意見交換会をやってほしい。
フ:もう一度公正な意見交換会を開催して欲しいという意見でよいか。
住:ルートの案が1㎞の範囲内で地図が見づらい、津金地区の具体的なルートの説明を。
国:141号の道の駅から少し下、141号から農業体験農園施設にはいるあたり。海岸寺があるところまで。ルート帯に入る。
住:上津金の大和集落から大門ダムにかかる1㎞も入るのか。
国:ルート帯をみて説明。
住:浅川湧水が近くにあるがダメになったらどうするのか。
国:現段階で南麓地域の湧水地は把握している。具体的に決まったら環境アセスで評価→学識者で構成されたGPで保全対策等検討→ボーリング調査を実施。湧水地は避けて影響は最小限に。身延でもシュミレーションを実施。影響がゼロとは言わないが極力出ないようにしている。
住:60代になった時年金がもらえなくなる40代後半。2000億もかけて必要としないものは作らないでほしい。できるなら141号の改良を望む。「なぜ長坂なのか」の問いに、大泉の議事録によればコスト的に有利、P15のアンケートでコストは1300億しかかからない。構造的にもコスト的にも可能な筈。
国:大泉で言いたかったのは、141号沿いに高速道路を作ればできるが高くつく。
住:P15 141号の改修案第3案は技術的にも可能か?コスト的にも可能。
国:可能である。(会場から141改修!の声)
141号のバイパス→一般道(第3案)、141号沿いに高速→コスト高になる。
住:①P30、小委員会は国交省の追認機関じゃない。委員は素人、国交省の言いなり、道路行政も知らない、委員を変えてほしい。東京で決めた事を地方に押し付けるのか? ②津金地区の限界集落、高速は過疎促進事業になる。高速を作っても意味がない。地方にとって大事なのは、その地の歴史・文化である。
国:委員会のメンバーをかえられかという要望があった事は伝える。
住:アンケートの取り方がでたらめ、誘導的。定数が数えられていない。昨年までのGPがアンケートの取り方に疑問をもっていた。委員の方々も疑念を抱いていた。
配布:北杜市21000、佐久48000、小諸18000。山梨側の事なのに長野が多いのはなぜか。留め置きも絞られていてみんながあまり行かない場所に置いてあった。アンケートを取るにあたって専門家がいない。恣意的でひどい。オープンハウス北杜市でやったのは1回長野で8回、私たちはもう一度ちゃんとやりたい。
国:アンケートについては恣意的にしてはいない。オープンハウスは北杜市では2回、実施している。アンケートの中身は公正だ。
住:高齢で高速道路は見ることができないが賛成。道路を作る時害を少なくしたい。津金地区は高架か掘るか? どのようなものになるのか具体的に説明を。
国:須玉川は橋。大和集落は避ける。海岸寺あたりはトンネル。
住:アンケートの時のルートと2~3k南にずれている。突然ルートが変更になったのはなぜか、Web上でもいいがGooglemapなどを使ってしっかりした図面を知らせてほしい。経緯の説明を。
国:3キロ幅でアンケートの案は描かれていた。自然環境への懸念、旧清里有料道路は危険という意見を受けて、清里高原の南側のルートを再検討して今のルートになった。
住:①このルート帯の中に入っている。集落を配慮して選んだというがこの地域にも住宅や別荘が沢山ある。それを無視している。どのルートがよいのか、街づくりとともに考えて企画段階からルートを決めた能越自動車道がある。なぜ、それができないのか。 ②日本風景街道は国交省の事業。その地の歴史・文化とともに素晴らしい風景を選定しているが八ヶ岳南麓はそのコースに選ばれている。北杜市や山梨県も参画団体。石田委員長はその中の委員、日本風景街道サミットで講演している。おかしい。
国:航空写真を使って作ったもの、家屋があるのは承知している。能越自動車道のやり方もよいのではないかと言う意見はWGに上げておく。風景街道・眺望・景観に配慮しながら考えていきたい。
住:複数案を提示しないのが大きな間違い、民主的でない。須玉の方まで検討して提出されるべきだった。141号改修も含めて長野県側までのルート案を出し直してほしい。高規格道路との比較を。
住:P29 片側1車線か2車線か?
国:片側2車線になる。
住:P23新たな対象となる地域とコミュニケーション活動を行うと書いてあるが、ルート案が出されていての説明会は押し付け。141号の改良案は、沿線の人の経済も環境も集落も破壊されない、野辺山から以南は高速道路にしない検討を。
住:須玉支所で議事録が見られなかった。市はきちんと伝えてほしい。
市:カウンターで閲覧できる、職員に周知徹底しなかった、今後は周知徹底する。
住:小林さんに聞く。WGとこの地域をみられてどのように感じたか?
国:もう何十回もきた。個人的には非常に好きな風景。
住:私も好きな地域、先輩の方々が守ってきた田や畑・森などで日々の暮らしが癒される。なぜこの地域に高速道路を作らなければならないのか? ミッシングリンクの解消と言うが作ってほしくない。高速道路はインパクトが大きい、この地を分断しないでほしい。地域住民がこの地を愛していることを知っていただきたい。
国:高速道路はインパクトが大きい、自然への十分な配慮が必要とWGは承知している。インパクトを最小限に抑える。
住:子どもが幼稚園に通う。川の流れや自然の中で育まれている。子どもが予定地図をみて泣いた→自分で国交省に手紙を書いたが読んでもらえたか?
国:幼稚園がある事は承知。子どもが書いたと思われる手紙は読んだ、大人と同じように。
住:平成9年に基本計画が決まったが、 ①東日本震災の後、必要性の審議はなかったのか? ②笹子トンネルの事故後インフラの重要性が問われたがどうだったのか? ③コミュニケーション活動はこれで終わるのか。 ④災害に強い街はみんなが一体となった町、この問題でバラバラになった。北杜市としてどう考えるか?
国:基本計画区間は議論してできたもので平成9年に位置付けられた。作るかつくらないかの整備決定はまだされていない。国幹会議の覆しは小委員会ではできない。3、11や笹子の事故について第三者委員会は全く知らないで審議しているわけではない。必要性について明確に議論しているわけではない。痛ましい事故は肝に銘じている。維持修繕はきちんと管理していく。
住:基本計画とWGは別の者か。
国:別のグループ
住:インフラの問題が大事、修繕・新設ともに含めた話し合いが必要なのではないか?
フ:地元説明会については。
国:説明会はWGの活動として全11回、すべての意見を含めて報告する。コミュニケーション活動を続けるか否かについては言う立場ではない。
市:昨年2月28日に早期実現を求める請願が受理、中部横断自動車道に関する請願が決定された。平成24年3月8日本会議で原案可決。北杜市としても推進している。
フ:賛成・反対といった多くの意見が出ているが市としてのコメントを。
市:国の政策なのでいろいろな意見を反映して国に言う。
フ:あと一回須玉で16日にやるのでよろしく。
(終了22:05)
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