2013-05-25

総決起集会を目前にした動き(まとめ)

 明日26日の総決起集会を目前にした動きが激しくなって来ましたので、沿線住民の会からの情報を元にまとめてみます。

1. 5月23日、沿線住民の会が北杜市に対し抗議申し入れを行う


 北杜市長の5月1日の国交省への唐突な「提言」に抗議するため、5月23日、柴田、神谷両副会長らが市を訪れ、抗議文を提出しました。
 市側で応対したのは建設部の伏見部長、清水次長(13年4月1日山梨県庁から出向)、土屋課長の3人で、白倉市長の出席はありませんでした。

 沿線住民の会からは以下の点を指摘。

  • 沿線住民の会が4月16日に北杜市へ提出した「住民参加の道づくり」の要望書に対し、4月30日の市からの回答では具体的要望事項への言及は全くなく、その代わりか、「広く住民の声を聞いて施策に反映していく」と回答。
  • しかしその次の日(5月1日)には国交省へ出向き、「B案が望ましい」と提言を提出する姿勢は甚だ矛盾。

 また、沿線住民の会が市に対し、B案が優れていると誰が判断したのかと質問したところ、市から以下の回答。

  • 「これまで市は中部横断道の推進の立場でやってきている、その流れで、国からA案とB案が出されているので環境とアクセスの面で、B案が優れていると判断した」
  • 「市長と市役所の一部の職員で決めた」

 住民の意見が大きく割れている中部横断道について、議会や住民の意見を聞くこともせずに重要事項を市長と一部職員だけで決めていいはずはありません。
 北杜市長の住民無視の姿勢に強く抗議します。


<別添:抗議文>

北杜市長 白倉 政司 殿
(中部横断自動車道整備促進山梨県峡北地域連絡協議会会長 白倉 政司 殿)

(写)山梨県知事 横内 正明 殿
(山梨県高速道路整備促進期成同盟会会長 横内 正明殿)


抗議文

以下の事柄に関して抗議します。

1.5月1日、北杜市が国土交通省に対し B 案を提言したことに関し、以下の事由により、抗議と白紙撤回を強く求めます。

市が国土交通省の新ルート A、B案に対して、八ヶ岳南麓横断道の白紙撤回と既存の国道141号の改良・整備化を求める多数の反対の声が起きる中、白倉市長が市議会や市民の意見を確認することなく、市の一部関係者だけで協議し、B 案の建設が北杜市の意向であるかのように、独断で B 案を国土交通省に提言したことは、民主主義の手続きを逸脱しており到底承服できません。

私ども、新ルート沿線住民の会としては、市民の考えを無視し何ら反映していない非民主的で論拠の無いルートの選定により国土交通省に提言した一連の行為に対し強く抗議するとともに、B 案が妥当とする北杜市役所の提言の白紙撤回を強く求めます。


2.5月26日の中部横断自動車道路建設促進総決起集会に対し、強く抗議します。

今回の建設促進総決起集会は山梨県高速道路整備促進期成同盟会が主催し、中部横断自動車道整備促進山梨県峡北地域連絡協議会を共催とする、一部の賛成派のみを対象とした集会です。
これまで、中部横断道に関し北杜市の市長として公正・公平な立場・目線から、全市民を対象とした懇談会や意見交換を行ったことがあるのでしょうか。
反対する多くの住民の意見を汲みとることも無く、ひたすら太平洋・日本海を見たいとする早期建設のみの対応に固執し、多様化し複雑化する社会を反映することも無く、独善的な行動で市政を誤った方向に向ける白倉市長に警告したいと思います。

この様な集会を開催する前に、建設反対の市民の意見を聞く誠実な姿勢が市長の資質として必要ではないでしょうか?
市民の賛否の意思が相反する今日の状況下で、建設促進の一部の市民と市民の代表としての白倉政司市長が建設促進の決起集会を開催すれば、いたずらに市民の対立を煽るだけとなり、これからの市政に混乱を招くだけです。

この様な建設促進の取り組みに強く抗議いたします。

また、当日の開催案内を一見するに、市職員が連絡協議会の事務局として業務を代行していることが明白です。
公務員は国の最高法規である憲法及び地方公務員法に基づき、国民全体への奉仕者として公共の利益のために勤務し、一部の国民(市民)への奉仕者であってはならない、と規定されています。
これにより、今回の対応が一部の限られた建設促進関係者への奉仕として、税金を使用する行為とも受けとれ、法律違反となることも極めて懸念されるところです。

以上の事柄について抗議と撤回、並びに要請をいたします。
多くの問題が北杜市には存在していますが、住民参加で丁寧な説明と対話をおこない、課題を克服してゆくことが、今一番の喫緊の解決策です。

3.4月16日に提出した市への要望書に対する4月30日の市役所の回答に強く抗議します。

市への要望に対して4月30日に回答書を受領しましたが、新ルート沿線住民の会が要望した事項に対し、何ら具体的に回答されていません。
ここに強く書面による再回答の提出を求めます。

30日の回答では、「今後も住民の提言などを聞きたい。」と市は回答し、住民の意見を重視し市政に反映したいとする回答にもかかわらず、回答翌日(5月1日)に新ルートB案を提言する等、現実と乖離し欺瞞に満ちた言辞をもてあそび、市民を愚弄する暴挙に対し、断固抗議します。

私たち沿線住民の会は市民の対立を招く前に、市長参加の市民による道づくりの懇談会の開催と、市長との面談を5月31日に要請いたします。

回答が得られない場合は、直接的に市長への面会を行います。


平成25年5月23日


中部横断道路八ヶ岳南麓新ルート沿線住民の会 
代 表  長田 佳久




2. 「提言」に対する沿線住民の会コメント


 「提言」の中味が明らかになりました。市に「提言」を明らかにするよう要求しても応じないため、開示請求によってはじめて出してきたものです。自分たちに都合の悪いものは住民に見せようとしない市の態度は問題です。
 白倉市長は提言書の中で、自然環境・景観の保全、沿線地域・景観の保全を考慮すると、「B案がすぐれている」と結論付けています。しかし、この結論はどうやってみちびき出されたのでしょうか。市の建設部の幹部は、「住民の意見は聞いていない」「市長と市役所の一部の人間で決めた。市議会議員にも知らせていない」と説明しました。白倉市長と一部の職員の独断と偏見によって決められたものなのです。私たちは、このような住民無視の北杜市長に強く抗議するものです。


<別添:5月1日北杜市長提言>























3. 5月24日、新聞折り込みビラを制作したが新聞店に配達拒否されたため、直接ポスティング

 沿線住民の会が、市に対する抗議ビラ(下記)を制作し、新聞折り込みを依頼したところ市内の新聞店に配達拒否されたため、5月24日(金)午後、会有志が緊急ポスティングしたとのことです。
 

<抗議ビラ>



4. 5月26日総決起集会開催の報道

 5月24日(金)山梨日日新聞の記事です。

 


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